Cirelli
チレッリ
地域:Abruzzo
地区: Atri アートリ
造り手:Francesco Cirelli フランチェスコ・チレッリ
HomePage : http://www.agricolacirelli.com/
栽培・飼育:ブドウ、大麦、スペルト小麦、小麦、ニンニク、イチジク、ガチョウ
製品:ワイン、オリーヴオイル、小麦粉、パスタ、ニンニク製品、イチジク製品
出典:生産者HPから一部抜粋(翻訳作成:2012年9月)
私たちのプロジェクトの精神
Cirelliチレッリは、IMCという機関による認証を受けた、有機栽培を行うワイナリーです。敷地面積は22haにおよびます。ワイナリーからの産物はすべて、オリーヴの木、ブドウ畑、野菜や他の果実、動物の成育などをとりまく自然のサイクルに敬意を払うという思想のもとにつくられています。輪作、休耕、施肥、自由な放牧といった方法が、並外れたクオリティのオリーヴオイルやワイン、野菜、果物、肉を生産するうえでの、いくつかの重要な役割を演じています。
ガチョウの飼育に関して
ガチョウは放し飼いにされています。彼らは、空間的にも時間的にも制約を受けておらず、自然の慣習にもとづいて、気の向くままに牧場に入ることができます。飼料は、すべて私たちのワイナリー由来のものです。ガチョウは牧場の草を食べるため、自然と雑草が刈りとられるわけです。年間をとおして定期的に、ブドウ畑とオリーヴ畑の中を走り回らせます。そうすることで、これらの地域一帯が、きれいに保たれるのです。動物の幸福のためにも、彼らの隠れ場所は十分に広くとっています。
わたしたちのワイナリーは、ビオロジック農法に最大限の敬意をはらったうえで、栽培と製造を行っています。自然は、下記のようなルールのもとにおかれ、それはすべての活動において原則となります。
・輪作。土地を休ませることによって、養分が再生されます。
・自然な施肥。自分たちの土地で動物の放牧をさせた結果です。(ガチョウに加え、周辺の飼育家のところからブタ、ヒツジがやってきます。)動物たちが直接行動することによって、いかなる有害な化学製品の世話になることなく、除草と施肥の両効果が得られるのです。
製造サイクルは多段階にわかれていて、小麦、大麦、スペルト小麦、アルファルファの種まきが一年目に行われます。翌年には、野菜の栽培が必要となります。3年目、4年目はヒマワリのような植物、低木が好ましく、これらの植物は一度種を収穫すると、土に埋め戻されます。腐ったあげく、大地に貴重な養分を引き渡すのです。収穫後は、ヒツジたちに自由に草を食べさせます。草は踏みつけられ、排泄物は施肥と土壌をもとの状態にもどす役割を果たします。続いてガチョウが入ってきて、同様に施肥を補完し、はびこる雑草を退治していきます。無益な虫や、害虫さえも捕食します。最後に、畑の中で鼻先で地面を掘り返すのがブタです。施肥を仕上げ、さらに昆虫や栽培に損害を与える動物が住めなくします。そして、またはじめからサイクルが始まるのです。
ワイン畑面積: 6ha
主要品種: トレッビアーノ、モンテプルチアーノ
平均生産量: 30,000本/年
輸入元資料より抜粋