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ドメーヌ・デュ・ムーラン 商品一覧

Domaine du Moulin ドメーヌ・デュ・ムーラン

地域:Loire  

地区:Cheverny、Cour-Cheverny シュヴェルニ

村:Cellette

造り手:Isabelle et Hervé Villemade エルヴェ・ヴィルマード

Homepage :  http://www.villemade.net

 

 

創業年:1939年

1939年より祖父のDesire Villemadeが創業。

1976年より、父のHenri Villemadeが販売を開始。

1999年より、HervéとIsabelle Villemadeがドメーヌを継ぎ、ヴァン・ナチュールの転換を果たした。

Hervéはアンボワーズとマコンのダヴィエの学校で各2年ずつ栽培を中心に学び、ロワールのワイナリーで研修した後、1992年頃よりドメーヌに戻った。

ドメーヌ解説:

シュヴェルニィは1993年に格付けされた歴史の浅いAOC。 ピュズラのワイナリーがあるモンティの東隣になる。エルヴェ・ヴィルマードはティエリー・ピュズラとも親交が深い。90年代にはいってから、 ヴァン・ナチュールの造りにとりくむようになった。

哲学:ビオロジック栽培で、出来る限りの優れたブドウ栽培を行う

 

 畑について

栽培方法: ビオロジック

その栽培方法の開始時期 1999年より開始。2002年にエコセール認証取得。

その栽培方法を適用している畑名:現在は全ての畑

1999年当時所有していた9ha中、4haから始めるが霜害が続き広範囲を抜根。2006年に16ha賃借、2009年には10haを購入、それぞれビオロジックでの栽培を続け認証に至る。

栽培方法の将来的な展望:現時点では変える予定はない

 

ヴィンテッジの特徴:

 

2012 

2013 

2014

収穫時期

9/17~

毎年およそ3~4週間。好天が続けば収穫を待ち4週間になる場合も。

10/1~

ムニュ・ピノとロモランタンの収穫を遅らせることが多い 。(病害に強い。) 

9/20~

特にロモランタンは霜には非常に弱いものの対病虫害は最も強い。

雨量

平年通り

収穫時に多かった

収穫時好天、全体的に多くない

損害

 

大規模な雹害、べと病

収量平均8hl/ha

春の霜害、べと病、収穫時の腐敗

量平均23hl/ha

春の開花不良による収量減と、収穫期前の寒暖差が激しくブドウが水分を失ったことによる果汁不足。その分2014の味は濃い。

収量平均24hl/ha

解決策

 

 

銅、亜硫酸、煎じ茶

認証機関:エコセール

土壌シレックス(火打石)の砂質、粘土質、表層部チョーク質の砂地

自社ブドウ畑面積:22ha

契約ブドウ畑面積:13ha

自社ブドウ畑の数:大きく分けてArdilles、Bodice、Montcrochetの3区分ベース。Montcrochetは2009年に購入し

た10haのうち5haの畑名、ソーヴィニョン・ブラン、ソーヴィニョン・グリ、ムニュ・ピノが植えられている。

自社栽培ブドウ品種ピノ・ノワール、ガメ、コ、ソーヴィニョン・ブラン、ソーヴィニョン・グリ、シャルドネ、ムニュ・ピノ、ロモランタン、シュナン・ブラン。ピノ・ドニスは全て抜いてしまっており、泡用に使用する場合はピエール・オリヴィエ・ボノムから購入したブドウを使用。

ブドウ以外の自社農作物:なし

主な仕立て方法:

コルドン・ロワイヤル(ガメ、ロモランタン、コ、ムニュ・ピノ、ピノ・ノワール)、ギュイヨ・サンプル(その他)

仕立ての支柱の素材:木(アカシア)

仕立ての添え木の素材:木(アカシア)

堆肥:自家製とAB認証の堆肥を両方使用(自家製は1/3牛, 1/3羊, 1/3植物性のくず(主に木を破砕したもの)で作る。

 

 

醸造について

酵母のタイプ: 野生酵母

圧搾方式:空気圧式プレス(40hl)

醗酵容器:台形型木製タンク、琺瑯タンク、コンクリートタンク、樹脂製タンク、ドゥミ・ミュイ(400、500L)、ブルゴーニュ産小樽(228L)

白には全てのタンクと樽類を使用、赤は木製タンクとコンクリートタンク、樽類を使用。

このほかに2014年から楕円形と円形の15Lフードル、卵型コンクリートタンクを各1台購入。その他にジョージア製アンフォラ2台試験的に使用している。各タンクそれぞれを使用するキュヴェは収量次第で毎年変わる。

熟成容器:台形型木製タンク、琺瑯タンク、コンクリートタンク、Demi-Muids(400、500L)、ブルゴーニュ産小樽(228L)、フードル(15hl), 卵型コンクリートタンク、ジョージア製アンフォラ

フードル2台はまだ新しく、木の風味が強く出るので2014年はキュヴェ・ル・ドメーヌに使用。古樽はChassornayから購入することが多い。アンフォラはピュズラと同時期(2013ヴィンテージ)には購入していたが2013年が非常に収量の低い年となったので試作を一年延期、2014年が初となる。

 

セラー環境: 一番遠い畑がセラーから5kmほどのMontcrochet、8haはセラーの周りに集中している。セラー自体は全て地階でコンクリート造り。

年間平均生産量:100000~120000本。通常およそ40hl/ha平均。2012年から数年は非常に低い収量が続いている。

【基本的な醸造情報

選果場所:畑の中

マセレーション:赤のみあり、基本的に全房。15~20日間程度。

酵母の添加:なし

アルコール醗酵:赤 約1ヶ月~1ヶ月半、白 約2~5ヶ月

温度コントロール:赤 最大25℃、白 最大20℃まで

熟成:スーティラージュは樽熟成のキュヴェのみ二次発酵が終わった際に一度、全てのキュヴェで瓶詰め前に一度。タンク熟成のものは基本的に行わないが、触れている澱のポテンシャルがヴィンテージによってあまり良くない場合は例外的に行う。

亜硫酸添加:醸造後、ビン詰め後に10mg/Lのみ添加

総亜硫酸量:20~25mg/L程度

輸入元資料より抜粋