Pascal Mazet　パスカル・マゼ

アンボネ地区のグランクリュと、シニ＝レ・ローズ地区のプルミエ・クリュなど、計わずか２haのみの自社畑で徹底したビオロジック栽培を敢行する生産者です。2013年にビオ認証を得たが、実質的なビオロジック栽培の実施は、栽培農家から自社瓶詰めへの転向は1976年にまで遡ります。ピノ・ノワール（樹齢40年以上）、シャルドネ（樹齢50年以上）は、ともに樽発酵、樽熟成をし、畑は小さいながらも50hlの大樽にリザーヴ・ワインを確保しています。複数のヴィンテージのブレンドによる奥行きと高貴な余韻の妙にも、天賦のアッサンブラージュ・センスが感じら、二次発酵にはフルーリーが選別したシャンパーニュ酵母「クォーツ」を使用しています。価格高騰中のアンボネ産ブドウによるシャンパーニュとしては、例外的に慎ましい価格を維持。グランクリュの畑で真摯にビオロジック栽培を行う数少ない生産者としても、貴重な存在である。

輸入元資料より