【ドメーヌについて】
ブノワ・ライエは1993年に家族経営のドメーヌを継ぎ、1996年に元詰めでシャンパーニュ造りを始めた。1994年から除草剤の使用を完全に止め、1996年から有機栽培を試行。2003年までにビオロジックへの転換を終え、その4年後エコセール認証を取得、さらにその翌々年にはビオディナミに転換した。有機栽培に変えてから、ワインに明らかな違いが生まれたと彼は考えている。
エルヴェ・ジェスタンは、ブノワ・ライエのコンサルタントではないが、同じ志をもつシャンパーニュの造り手として、深い絆で結ばれている。エルヴェとの交流により、醸造においてデブルバージュや除梗の有無、酸化防止剤の使い方など、様々な試みがなされてきた。ブノワがエルヴェ・ジェスタンと出会ったのは2002年。それからから数年を経て、ブノワのシャンパーニュは新たな表現方法を見出し、新境地の味わいに入った。
ブノワのワインは、強烈でありながら重たさの気配はなく、いかにもワインらしくて濃密な性格を示している。それは、畑作業の質に重きが置かれていることを物語っている。常に、とてもよく熟したブドウから造られているが、自然を尊重した栽培方式による多くのワインと同様、その支配的な性格はそのテロワールにある。
輸入元資料より抜粋