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ボルツァーノ 商品一覧

指導者達は勿論、末端の会員に至るまで高い向上心を持つアルト・アディジェの“優良”協同組合

醸造家 ステファン・フィリッピ氏

 

カンティーナ・ボルツァーノを知らずして、アルト・アディジェを語るべからず

「イタリア屈指の白ワイン産地」と、注目を集めるイタリア北限の産地、アルト・アディジェ。この地にワイナリーを構える、優良ワインメーカー、それが「カンティーナ・ボルツァーノ」です。

この地方の有名なワイナリーは、ほとんどが協同組合。通常は“量”を求めるために協同組合方式がとられるものですが、ここアルト・アディジェでは“質”の向上のためにこの方式を採用。高品質のワイン造りが推し進められ、地域全体のレベルが急速に向上しています。カンティーナ・ボルツァーノはそんなワイナリーの一つです。

 

2001年9月1日に「カンティーナ グリエス」と「カンティーナ サンタ・マッダレーナ」が合併。2つともにボルツァーノの協同組合でした。「サンタ・マッダレーナ・クラッシコ」はサンタ・マッダレーナ醸造所で造られ、主にそれ以外のワインはグリエス醸造所で造られています。

 

彼らが造るは全て高品質かつリーズナブル。イタリア国内でも高い評価を得ており、カンティーナ・ボルツァーノを抜きにしてアルト・アディジェのワインを語ることはできません。

 

■2つのワイナリーが合併

2001年9月1日に「カンティーナ グリエス」と「カンティーナ サンタ・マッダレーナ」が合併。2つともにボルツァーノの協同組合でした。「サンタ・マッダレーナ リゼルヴァ」「サンタ・マッダレーナ クリュ」「サンタ・マッダレーナ クラッシク」はサンタ・マッダレーナ醸造所で造られ、「サンタ・マッダレーナ グリエス」はグリエス醸造所で造られています。

 

■アルト・アディジェの「協同組合」
アルト・アディジェの協同組合がイタリアの他州の協同組合と決定的に違う点があります
それは組合に対する公的機関の補助金制度。他州と異なり、「使用した経費の一定の割合分を補助」しています。サンタ・マッダレーナはそれを最大限に活かし、伝統を守りつつも最新の施設への投資を惜しみなくしています。

 

■サンタ・マッダレーナの「組合組織」
サンタ・マッダレーナは代表のクラウス・スパレル氏と醸造最高責任者のステファン・フィリッピ氏を筆頭に、組合から優秀な生産者が代表として選ばれた数名の幹部、そして200近い会員から構成されています。
通常の場合、自社で瓶詰めしない人は組合の会員になり、組合へ家庭消費分以外のブドウを販売します。それに応じて組合は報酬を支払います。スパレル氏は、組合という組織の中に、画期的な「成果主義」制度を取り入れたのです。一般の組合であれば量に応じて報酬が上がりますが、品質を求めた結果、サンタ・マッダレーナでは品質の良し悪しで300%アップまで報酬が変わります。

またその品質基準の全てを仕切るフィリッピ氏はアルト・アディジェでも屈指の醸造家。アルト・アディジェの他の醸造家とよく意見交換などして情報収集するなど、日々研鑽を怠りません。醸造家でありますが、会員の畑の手入れの指示をし、収穫時は、300haの畑を全て巡回する熱心さ。

輸入元資料より抜粋http://mot-wine.mottox.co.jp/winery/publish/html/646.html