生産者検索 > ドイツ > モーゼル地方 > リタ・ウント・ルドルフ・トロッセン
リタ・ウント・ルドルフ・トロッセン 商品一覧

Rita & Rudolf Trossen

(リタ ウント ルドルフ・トロッセン)

                                     (資料 : HP及び本人インタビュー)

地域 : Mosel モーゼル

 : Kinheim-Kindel キンハイム-キンデル

造り手 : Rita Trossen、Rudolf Trossen リタ・トロッセン、ルドルフ・トロッセン

HomePage : http://trossenwein.de/

栽培品種 : Riesling リースリング

自社畑面積 : 約2ha                  

土壌 : 灰色及び青色スレート粘板岩

   (シーファー)

加盟醸造所団体 : ECOVIN

        (エコヴァン、ドイツのビオ醸造家からなる団体)

 

出会い : Angersの作り手で、合田の友人であるCyril le Moingの家に陳列してあった瓶を見て訪問したことがきっかけです。

醸造 : 収穫は全て手作業で行われ、フレッシュな状態でプレスされます。総SO2量は30~50mgで、添加する場合でも最小限に抑えています。SO2を低くして問題なければ、これからも低くしていく方向です。

熟成 : 自然酵母により醗酵にはじっくりと時間をかけ、ビン詰も遅いです。発酵槽はステンレスタンクとフーダーです。それぞれで発酵させた後、ブレンドしています。

生産量 : 年13000~18000本

 

歴史 : 醸造所のあるKinheim-Kindel(キンハイム-キンデル)村は、モーゼル中流域で古くからワイン作りの文化が根付く場所です。古代からローマ人やケルト人が、この地のブドウ栽培に適した気候を利用し畑を開墾しました。かつてキンハイム-キンデルの辺りにはローマ人が5つの都市を築いており、その中の一つの村の遺跡からワイン職人の守り神であるSucellus(ズツェルス)の貴重な像が見つかっています。この地に広がる灰色及び青色粘板岩(シーファー)の土壌から作られるワインは、心地良いミネラルと繊細な酸、また塩味や落ち着いたスパイス感、柔らかく控えめに立ち上る香りなどの特徴を持つのだが、この地がワイン作りに適切であることをローマ人は知っていてワインを作っていたと考えられます。ルドルフ氏の家は代々キンハイム-キンデルの地で農家として、畑を耕し家畜を飼い、ブドウ栽培を行ってきました。リタ ウント ルドルフ・トロッセン醸造所はこの地にて1967年創業、1978年からは古くからの家族経営の醸造所から方向転換をし、ビオディナミを取り入れた高品質なワイン作りを目指し始めました。2010年には初めて酸化防止剤ゼロワインに挑戦しています。

 

醸造所解説 : モーゼルで早くから自然なワイン作りを実践している作り手です。『自然の力によって良いワインは作られる、その為の努力を惜しまない』、をモットーにしています。ワインの味わいとしては、果実味、ストラクチャー、そしてエレガントさを兼ね備えたワインを目指しています。その為に、機械や人工技術、肥料を使わず、生物力学に基づくプレパラートを使っています。それによってワインの味わいには、各畑の個性が表れるのと同時に、その年の気候やブドウ品種、気候の様子までもが表れます。リタ ウント ルドルフ・トロッセン醸造所のワインはデンマークのNOMA(ノーマ)のシェフであるRENÉ REDZEPI(ルネ・レゼッピ)が世界の最優秀レストランに選ばれた際の、記念のディナーのワインにも採用されました。

 

ワインの味わいについて

リタ ウント ルドルフ・トロッセンのワインに共通して言える事は、味に明確な輪郭がありぼやけていないことです。ドイツのリースリング特有の花のような香り、石のニュアンスなど、キュヴェごとの特徴が表れています。アフターは軽やかで、繊細です。SO2の低いちなみに各ボトルのラベルは、デザインをドゥッセルドルフに住む知人にお願いしており、それぞれのワインを飲んでみて湧いてくるイメージに基づいてデザインされています

輸入元資料より抜粋