«« »»
シャトー・ラヤス

シャトー・ラヤスは 先々代のルイ・レイノ氏、97年に亡くなったジャック・レイノ氏とも、変人・鬼才と言われました。
大体が 凡庸なワインを多量に造っているときに 他とは違うことをする人は そのように言われるものです。
現在はジャック氏の妹と 甥っ子の、エマニュエル・レイノ氏がラヤスを継ぎ、なお素晴らしいシャトーヌフを生産しています。
エマニュエル・レイノ氏は 父ベルナール・レイノ氏と 叔父のジャック・レイノ氏から ワイン造りを学びました。エマニュエル・レイノ氏は、丁寧な畑仕事と 徹底的な収量の絞り込みを行い、奇才ジャック・レイノ氏が築き上げた名声を 更に高める事に成功しています。
収量はボルドーの1級シャトーでも30hl(ヘクトリッター)/haと言われていますが、ラヤスは僅か15~20hl/haです。
また、シャトー・ヌフ・デュ・パプは13種類の葡萄の栽培が認められており、複雑性を出す為に数多くブレンドする造り手が多いなかで、グルナッシュを中心に4種類程度しか栽培しておりません。

なかでもグルナッシュ100%のシャトー・ヌフ・デュ・パプは他のそれと一線を画した至高のワインで手に入れるのも困難なワインです。

2012年10月20日 13:40