«« »»
ボルドー情報届きました

c0210

ボルドーのヴィンテージ2016年

■気候と生育状況まとめ

1月~6月:降雨量が多かったおかげで、夏の乾燥期に対応することができた。

7月~10月:夜は涼しく、日中の気温は平年より0.5~2℃高め。

1)■2016年 タイプ別の見解
ボルドー辛口白: 辛口白ワイン用のぶどう収穫は、9月5日にソーヴィニヨン種から始まった。 非常に若いワインについては、密度の高い構成と心地よい爽快感を持ち、香りのよい、生き生きとしたタイプに。
ボルドー赤: ロゼと赤用ぶどうの収穫は、9月24日頃に最も早熟なメルロからスタート。続いて10月12日頃に晩熟タイプのカベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンの収穫が行われた。収穫時期に完熟に達し、優れた品質は注目に値する。強烈な色味、高度に凝縮されたアントシアニン、小さな黒い果実(ブラックカラント、マルベリー、ブルーベリー)のノーズ、力強くしっかりした構成と余韻を持つワインとなった。まろかで繊細なタンニンを含み、秀逸!
ボルドーロゼ: 澄んだピンクの色合い。ラズベリー、マルベリー、ワイルドストロベリー風味の酸味と共に、心地よいさわやかな口当たりがするワインに。
ボルドーの中甘口・甘口: 最も早熟なぶどうの畑では、熟した部分だけを選択的に摘果していく作業を9月中旬にスタート。その後、甘口ワインのアペラシオン全体に広がっていった。甘口ワイン用ぶどうの収穫は10月末まで続いた。十分に凝縮され、素晴らしく香りがよく爽快感もある、極めて純粋な味わいのワインに。
十分な受粉が行われた結果、開花が同時期に集中した。
2) 夏の十分な日照量により、一様なヴェレゾン(色づき)が得られた。
3) 小春日和によって各プロットとぶどう品種が最適な成熟度に達したため、収穫は非常に順調に進んだ。
収穫量は580万ヘクトリットルと、2015年より9%増。

 

2017年06月27日 12:01