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リシャール・シュルラン

週末のワイン会で ご提案するワインのご紹介です。本日は リシャール・シュルランです。シャンパーニュ地方、オーヴ県、セル・シュル・ウルス村にあります。当代は5代目。 コトー・ド・ルルスに位置するセル・シュル・ウルスは、畑は南斜面にあり、きわだった日照に恵まれ、晴天は年間200日以上に及びます。
マルヌ県より標高が高く、春に遅霜禍にあいやすいので、シャルドネより 開花が遅いピノ・ノワールの方が育てやすい。また、この地区ではマルヌやコート・ド・ブランに比べて石灰質が少ない土壌(シュルランでは40%が粘土まじりの石灰岩土壌)で、日照が少ない年にはシャルドネは、酸が突出した味わいになるため ピノ・ノワールが多く栽培されています。
オーブでは石灰岩、粘土まじりの土壌に、小石の層や赤い土の層が入り組み、畝によりキャラクターが大きく異なります。そのため10から12の異なる畝を 有するシュルランでは、それらの個性を生かすために、畝ごとに醸造を行います。
最近では、マルヌ、コート・デ・ブランの評価の高い作り手でさえ、プヌマティック式 プレス機を使用し、ルミュアージュ(動ビン)は機械で行う造り手がふえ、驚くことがしばしばあります。
ましてオーブではほとんどの造り手がプヌマティックを使用しています。
いずれのキュヴェも香りに集中力があり、内側に緊張する力と広がる力のバランスがとれ、軽やかで上品な味わいで、この価格帯のシャンパーニュのなかでは明らかなクラスの差を感じさせてくれます。
とりわけフィネスにあふれるキュヴェ・H・ミレジムとキュヴェ・ジャンヌは長く熟成させて楽しんでほしい、とはリシャールの言葉です。               インポーター資料より

2014年02月19日 11:19