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明日のワイン会の造り手紹介

明日は弊店のワイン会です。なので 輸入元さんの資料より 造り手の御紹介です。

マルク・テンペ(弊店御提案 ピノ・グリ・グラン・クリュ・シュナンブール)

20070109

 

醸造専門学校を卒業後、大手ネゴシアンで醸造に携わる。その後11年間勤めたINAO(原産地呼称国立研究所)では、
生産者の醸造コンサルタントを務め、のちアルザス地区のグランクリュ制定を任されるほど、
アルザスの地質を知り尽くす実力を持ちます。
1993年に家業を継ぎ、念願のドメーヌ・マルクテンペを設立。
自然農法への転換に3年を費やし、1996年からビオディナミ農法で栽培しています。
現在では、ゴーミヨー四つ星掲載など、フランス国内では高い評価を獲得している注目の造り手です。

手摘みで大切に収穫したブドウは、房、茎をつけたまま優しく3、4時間かけてプレス。
時間をかけるのは、丁寧に少量ずつ搾り、キレイな果汁を採ることを目指しているからです。
プレスしたジュース・ワインは、木製のフードルという大きな樽に入れ、2年間ゆっくり熟成させます。
醸造・熟成中は、ワインにストレスをかけないように、ほとんど動かさないよう努めているとか。
瓶詰めは、澱引きをせず、無濾過で行ないます。そのためワインが少し濁って見えるのですが、
これはブドウの持つ本当においしい要素を一緒に瓶詰めしたいという思いからです。
もちろん補糖、酵母、酸などの添加は、一切ありません。

フランス北東部に位置し、ドイツとの国境に接するアルザス地方。ここは、フランスにおける
ビオディナミ発祥の地です。ブドウ畑は、ライン川に面したヴォージュ山脈の麓、東斜面にあります。
シャンパーニュ地方と同じくらい北に位置していますが、ヴォージュ山脈が偏西風を遮るため、
気候は温暖。乾燥した地域で、南向きの夏の畑は「目玉焼きが焼けるほど」暑いといいます。
ドメーヌ・マルクテンペは、アルザス中心部コルマールから約7kmほどの南西向きのツェレンベルグ村にあります。
ツェレンベルグの畑は、標高220m、粘土石灰質をベースに花崗岩や黄色みがかった
細かい石灰の混じる多様性のある土壌です。太陽の光を一杯に浴びたリースリングは、糖度が充分にのり
理想的に完熟する9月に収穫されます。「健全なブドウを造り、テロワールの個性を最大限引き出す」という
テンペの思想を反映した、ミネラル感たっぷりのリースリング・ツェレンベルグ。ドメーヌ・マルクテンペの
数あるワインのなかでも、コストパフォーマンスNo.1の商品です。色合いは、黄緑がかった深いゴールデンイエロー。
それは例えるとレモンが色づくまえのよう…。
そして香りは、完全に熟したレモンやパッションフルーツ。
優しいけれど酸とミネラルがのりふくよか、果実味が口いっぱいに広がり飲みごたえのある味わいです。

 

 

2016年08月26日 14:59