尾張屋のワイン会も 去る4月20日で早145回を数えました。

ありがたき ことでございます。
一重に ワインを愛する皆様の探究心の賜物と 心から御礼申し上げます。

この度のワイン会は、
コス・デストゥルネル COS D'ESTOURNEL
特集でございました。
ご案内時と ダブりますが 簡単に このシャトーの概要をご案内致しましょう。

格付け:第二級(1855年)
畑の位置:ポイヤック Pauillac との境に接し、ラ・ジャル・デュ・ブルイユ La Jalle du Breuil という小さな川をはさんでシャトー・ラフィット=ロートシルト Chateau Lafite-Rothschild と向かい合っている。
所有者:ドメーヌ・プラッツ S.A. Domaines Prats S.A
畑(赤)   面積:64ha   平均樹齢:35年 ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロ40%
グラン・ヴァン(赤)
セカンド・ワイン ブランド名:レ・パゴード・ドゥ・コス Les Pagodes de Cos
現在の格付けの評価:1982年以降は第一級に相当する品質 飲み頃の続く期間:ヴィンテージによるが8〜30年
ブリュノ・プラッツの心のこもった指導のもとで、コス・デストゥルネル(驚いたことに、コスはsを「ス」と発音するのだ)はサン=テステフのなかでは最高の評価を得るまでになった。1982年以降、ここのワインは次から次へと当たりが続いており、ほとんどのヴィンテージで、メドックで最上のワインを生産するのではないかと期待できる。このシャトーは東洋風のパゴダのような外観で、ポイヤックとの村境のすぐ北、その著名な隣人ラフィット=ロートシルトを見下ろす丘の背にある。メドックものにしては珍しく、コスはブレンドに使うメルロの比率が高い(40%)ことと、新樽を使う比率が高い(60%から100%)ことで他と一線を画している。このメルロの比率はオー=メドックでは最も高い部類に入り、コス・デストゥルネルの最近のヴィンテージに目立つ、肉付きのよい、豊かな舌触りという個性を生み出している。
ご提案させて頂いた ヴィンテージ
1998年・1997年・1995年・1994年・1993年・1989年・セカンド1997年

前回までと違って今回は ヴィンテージ違いで味わって頂きましたが、皆様それぞれでお気に召されたヴィンテージが全く違いました。
これは ワイン会においては 少し珍しい気も致します。
"シャトー・コス"、奥が深いですね。