去る5月25日(土)、ワイン会を 弊店のお得意さまでもある "フレンチキュイジーヌ ティアレ"にて させて頂きました。
今回の テーマは「フランスのロワ−ル地方の料理と ロワール地方のワイン」でした。
お客様も、定員オーバーのご参加で 和やかで 賑やかで 本当に美味しくお食事を味わっていただけるワインの本来の役割を 果たせた会になったのではないかと思います。

今回は ロワール地方とはどのような 場所でどのような評価なのか、お話しましょう。

  
THE LOIRE VALLEY
 ロワール渓谷は、「マシフ・サントラル」の麓の温暖な丘陵地帯(リヨン市やローヌ渓谷の葡萄畑から西に車で少し行った所)からブルターニュの風が吹きすさぶ大西洋岸まで、約1020kmに渡って広がる、フランスではずば抜けて広大なワイン生産地である。
 残念なことに、ほとんどの人は、ロワール渓谷には フランスで最も際立ったワインが揃っているにもかかわらず、そのワイン名よりも、歴史的に有名な城の名の方をよくご存知のようだ。
 ロワール渓谷の葡萄畑は世界最古のものも含まれるが、そこから生まれるワインは依然として比較的低価格である。
 多種類の葡萄品種から生産され、スタイルも 白ワインは正真正銘の辛口から ビックリするほど甘口まであり、赤ワインも即座に消費されることを意図したワインから、熟成に耐える厳しいワインではあるが本格的なカベルネまで、さまざまなスタイルのものを見つけることができる。
つまり、この地方は 驚くほど多岐にわたる魅力を秘めたワインを生産しているのである
ここ数年に渡って カリフォルニア、イタリア、ボルドーを筆頭とする世界でも有名な地域で作られるワインの価格が急騰しているのを 消費者は経験している。
したがって、あまり知られていなくて、低く評価された地域であるロワール渓谷は、消費者からすれば かなり注目するべき品質と価値を兼ね備えたワインを産出していることになる。

ロマンチックな歴史ある お城、緑豊かな渓谷。一面に広がる葡萄畑。購入しやすいワイン。
素敵な 地域ですね。