フラメンコと、ひまわり、偉大なる芸術家を生み、育て、また 闘牛など血の熱い民族が住む国。太陽を燦燦と浴びた葡萄からできたワインは そんな一面も同じく持っているような気さえします。 久しぶりのワイン会は 巷では少し珍しい「スペインワイン」特集でした。

スペインワインに関して、皆様 いろんなイメージをお持ちだったようで、今回のワイン会で 「意外に・・・」と、思われたことも 多かったようです。
という、大将が 一番「意外に・・・」を連発していた気もしますが・・・・?

「スペインワイン」に関して少しお話しましょう・・・
スペインは古代ギリシャ人がワインの技術を伝えたと言われており、古くからワイン作りが盛んでした。一時期、(アルコールを口にしない)イスラム教徒に支配されワイン作りが禁止されることもありましたが、現在はフランス、イタリアに並ぶ世界3位のワイン生産量を誇っています。 

日本ではあまり馴染みが無いかもしれませんが、スペインのワインと知らずに飲んでいるものも意外に(でたっ!)多いのかもしれません。
一般的に「スペインワイン」のイメージは 古いビンテージで、安い。スペイン人は葡萄っぽくって タンニンの強い、若いワインは好まない傾向があるようで、ほとんどの「スペインワイン」は、熟成の進んだ色合いをした オークに由来する甘いヴァニリンの風味がよくあらわれた、なめらかでしなやかなものとなっています。実際 多くのワイナリーでは 消費者に熟成して完全に飲めるワインを提供するため、最高級品については 10年以上寝かせてから出荷しているようです。

今回、皆様に飲んでいただいたワインのビンテージも然り・・・

「セニョリオ・デ・グアデイアネハ・グラン・レゼルバ '82」は 20年前のワインであるにも関わらす グラスに注いでから時間をおいても香りが消えず 意外に(でたっ!)しっかり美味しいワインでした。
瓶の特徴も ありますよね。瓶の裏側にも スペインの地図が書いてあるシールが貼ってあったり、古いビンテージが多いからか 底が深くなっていたり・・・

いろんな特徴があって ワインって楽しいですね!