六道の辻
京都では、盂蘭盆会前の8月7日から10日までの四日間、先祖の精霊を家に迎えるため、六道珍皇寺へ参る風習があります。六道は 昔 鳥辺山という無縁仏が転がっていた場所。京の都は 京極(東は寺町京極 西は西京極)が 端であって それ以東 以西 は 京都やおへん と言われる場所でした。ところが 桂川周辺に 疫病(いわゆるマラリアらしきもの)が流り、東へ東へ 逃げてる間に 都大路は ずれて来たと言われています。ので 鳥辺山のあたりにも 寺、貴族の家などが建つようになりました。この珍皇寺は 小野篁さんの家だったそうで 小野小町さんのおじいさんでもある 篁さんは あまりに優秀だったので あの世とこの世の両方で 出自していたそうです。鳥辺山に あの世へ行く入り口があり、出口は嵯峨の清涼寺辺りにあるそうです。弊店スタッフは毎年 参ってますが 京都の歴史には 色んな事を御伽噺のようにしないといけなかったんだなと しみじみ思う次第です。
2010年08月09日 10:42