ワイン会の造り手御紹介1
今週末は 弊店のワイン会でございます。造り手の御紹介を簡単にさせて頂きます。
《アラン・ロベール》
最近この方の名前を検索したら スパイダーマンの名前が出てきますが、
アラン・ロベールは不思議な造り手です。
日本ではカルト的な人気がありますが 噂で聞く フランスで見たことはないという方が確かにいらっしゃいました。
妥協なきこだわり、パーカー5ツ星生産者です。
17世紀からシャンパーニュを造る歴史のある 小さなシャンパーニュ・メゾンです。
一切の妥協を許さない頑固さ、ひたすら品質を求める姿勢は昔と変わりません。
RMと記載される、レコルタン・マニピュラン(自家栽培葡萄を用いて、醸造・販売する小規模生産者)と言われる生産者の一人です。
大手メーカーのシャンパーニュは、様々な葡萄の混醸(アッサンブラージュ)の技術の妙にありますが、レコルタン・マニピュランは
ボトルそれぞれの個性の豊かさに醍醐味があると言われています。
アラン・ロベールのシャンパーニュの特徴は豊かななボディーと酸のバランスのきめ細かさにあります。
ロベールは二次発酵後の瓶内熟成もコルクで行います。
王冠よりコルク熟成のほうが酸化が少ないからいい。それはわかっているが、ブショネの危険は二倍になる。コストも高い。
樽を使うジャック・セロスやエグリ・ウーリエですら、瓶内熟成は王冠を使っています。
濃くない黄金色。時間とともに香りと味わいが柔らかくなる。
カマンベールチーズの皮から、モカ、白トリュフの香りへ。酸化の具合が絶妙です。
2016年06月22日 9:41